石松園がおススメするお歳暮で喜ばれるお茶
2013年11月06日 09:37
石松園の高野です。
月日が経つのは本当に早いなと実感致します。
本日、石松園 毎年恒例の「お歳暮フェア」のカタログが出来上がってきました。
石松園では、基本的に年間4回の「フェア」を行っています。
4月~5月に行う「新茶フェア」、7月に行う「お中元・冷茶フェア」、10月に行う「秋のお茶まつり」、そしてこの11月~12月いっぱい行う「お歳暮フェア」です。この「お歳暮フェア」のカタログが出来上がってくると、「もう年の瀬を迎えるのだな。」と思うのです。実際にはまだ早すぎるのですが、感傷に浸れるのも今くらいです。石松園では、毎年この「お歳暮フェア」から一気に休みなしで新しい年を迎えるのが毎年の流れです。大晦日に最後のお客様をお見送りし、そこから大掃除をします。ちょうど、除夜の鐘も鳴り終わる前、その年の終わりギリギリに翌日の準備を終え、新しい一年を迎えます。翌日、元旦からまた一年の最初の営業となります。
今年も毎年恒例の「大福茶(おおぶくちゃ)」を来週からつくりはじめます。
<「大福茶(おおぶくちゃ)」とはどんなお茶か?>
大福茶(おおぶくちゃ)とは、お正月のお祝いのお茶として、一年間の無病息災を祈り、幸せを願い飲むお茶のことです。その由来は、天暦5年(951年)、村上天皇の時代にまでさかのぼります。当時、都に流行していた疫病を退散させるため、六波羅密寺(京都)の空也上人が観音菩薩像を作り、車に乗せて街中をまわりながら、疫病に苦しむ人達にお茶をふるまったそうです。やがて、疫病はおさまり、病に伏していた村上天皇もこのお茶で平癒したと伝えられています。以来、村上天皇は正月元旦にこのお茶を服して人々の無病息災を祈るようになり、「皇服茶(王服茶)」と呼ばれるようになりました。「皇服茶(王服茶)」は、庶民に幸福をもたらすという意味から「大福」の文字があてられるようになり、悪疫から逃れられる縁起の良いお茶として言い伝えられています。現在でも、六波羅密寺(京都)では正月三が日皇服茶がふるまわれたり、多くの家庭が大福茶で正月を祝います。一方では、「大服茶」とも書き表され、お茶を多量に飲む意味の「大服」の音が「大福」の縁起に通じることからこの名がついたという説もあります。いずれにしても、「大福茶」には人々の健康・幸せを祈り、願う気持ちが込められているのです。そんなお茶を元旦に飲む幸せをぜひ味わって頂きたいと思います。
こうした由来を元に、石松園ではオリジナルの「大福茶(おおぶくちゃ)」を毎年おつくり致しております。
<石松園の「大福茶(おおぶくちゃ)」とはどんなお茶か?>
石松園では、上記した「大福茶」の由来を表現するために、その「想い」を大切に考え、おつくり致しております。
石松園の大福茶には、緑茶・金箔・黒豆・昆布・玄米・花(玄米をはざしたもの)・抹茶の7種類が配合されております。
そしてそのひとつひとつに意味・想いを込めております。「金箔」は「新しい年を迎えた喜びとお祝いの華やかさ」を表現し、「豆」には「穀物には生命力が備わっており、また節分同様に一年の無病息災を願うという意味」を込めています。
「昆布」には古来縁起物としておめでたい日や大切な日に欠かすことが出来ないと言われる食材です。それは「子産婦」や「土俵の鎮物」、「鏡餅」などに代表されます。「玄米」と「花」は「お祝いを演出する色と香り」です。また、玄米の香りには「癒し」の効果があり、ビタミンBなどが豊富に含まれております。また緑茶と組み合わせることでビタミンCも摂取でき、美肌・ストレス解消にもつながります。「抹茶」はお祝いを綺麗な緑色で表現すると同時に、「茶」をまるごと体内に摂取することで健康的な成分を取り込めるという一年の健康への願いも込めてあります。特に、インフルエンザの流行する冬はカテキンパワーで乗り切って頂きたいです。また、あるお客様から「私、最後にこのお茶でお茶漬け食べるのが大好き。」と言われ、驚きました。お聞きすると「3煎4煎と飲み進めていった最後の5煎目くらいになると昆布の粘りが出て来て、それをごはんにかけて食べると美味しいのよ。」ということでした。そこまで飲んで、愉しんで頂けることを本当に嬉しく想いました。
今年も、精一杯最大限の気持ちを込めて、「大福茶」をおつくり致します。
※なお、カタログの送付は既存のお客様を優先させていただいておりますが、現状少しだけ余裕がありますので、
20名様限定で、メール便にて、「無料」でお送りさせて頂きます。
弊社メールアドレス isimatuen@yahoo.co.jp宛に、 「件名:カタログ送付希望」 「本文:お名前、郵便番号、ご住所、
電話番号」 を記入の上、お送り下さい。よろしくお願い致します。