お茶コラム

「新茶」とは? ~新茶用語の基礎知識(8)~

2020年04月30日 16:22

石松園の高野です。
ここ数日、「新茶」に関わる言葉などをコラムとして描いているのですが、今回は茶の基礎知識について書きたいと思います。
私自身、今では「新茶」と当たり前のように口にしていますが、初めてこの仕事に就いたときは全く知りませんでした。

茶(チャ)は、学名 カメリア・シネンシスというツバキ科の植物です。


(この写真は茶の花です)

原産地は中国です。

世界各国における茶の呼び方は、大別して「チャ(cha)」と「テ(te)」に分けられると言われています。
「チャ(cha)」は 「茶」で、広東語の系統を引き、茶の伝播とともに、陸路で北へ北京~朝鮮~日本~モンゴルへ、西はチベット~ベンガル~ヒンディー~中近東をへて、一部東欧にと伝わっていきました。
「テ(te)」 は、福建語の系統を引き、海路でヨーロッパへ広がっていきました。そしてヨーロッパではイギリスを中心に、紅茶(tea)が広がったと言われています。

「新茶」とは?
「その年の春に、最初に生産される茶」のことをいいます。

その年最初の茶ができるまでは、その時点である茶がその時点での新茶であり、
「新茶」ができた時点で、「古茶(こちゃ)」と呼ばれるようになります。

茶は生命力の強い植物で、春に収穫する「一番茶(4月上旬~5月下旬)」に始まり、
「二番茶(一番茶摘採後45~50日頃。6月~7月頃)」、「三番茶(一般的に7月~8月頃)」、「四番茶(9月~10月頃)」と続いていきます。

さあ、明日は八十八夜です。
ここからが「新茶」の持つ様々な側面が現れてくるおもしろい時期となってきます。
こんな状況であるからこそ、私自身ができることに全力で臨みたいと思います。
そして家で過ごす時間に少しでもホッとするひと時をお手伝いしたいと思っています。

引き続き、そんなおもしろい新茶の世界を、この新茶期という流れの真っただ中にいるからこそ!!という熱をもって、お伝えしたいと思います。

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