お茶コラム

お茶をギフト(お中元)に贈ると喜ばれる5つの理由

2013年06月28日 09:32

石松園の高野です。

先週からお中元の発送依頼のご注文が少しずつ増えてきました。
今回のコラムは私の観点から「なぜお中元にお茶が喜ばれるのか。」ということについて書きたいと思います。

まず「お中元」とは何か?
辞書で調べてみるとこうあります。

「中元(ちゅうげん)は、道教(中国3大宗教のひとつ。その他は儒教・仏教)に由来する年中行事である。三元(1年には上 1月15日・中 7月15日・下 10月15日とある)の一つで、本来は旧暦7月15日をさす。道教においては「人間贖罪の日(罪をあがなう日)」として一日中火を焚いて神を祝う風習があった。のちには、死者の罪をゆるすことを願う日となった。中国仏教ではこの日に祖先の霊を供養する催しが行われる。日本ではこれが「お盆」の行事となり、さらに目上の人やお世話になった人などに贈り物をする「お中元」が派生した。ただし、改暦後は、ほとんどの地域で新暦7月15日~8月15日になった。

以上が調べた内容です。

この点からするとお中元に「お茶」はピッタリと言えると思います。というのは、お茶を買いに来て下さるお客様の多くの方は「まず最初に仏さんにあげる。」と言います。特に新茶の出始めの頃はまだ価格も高いので「自分が飲むにはまだ高価過ぎるからもう少し待つけど、仏さんの分だけ買いに来たよ。」というお客様もいらっしゃいます。そういう意味では「祖先の供養」に新茶をあげるということは、伝えられている風習なのだと実感しています。
ただ、私より若い世代のお客様からはなかなかそういったお話は聞くことがないので、敢えて今回の理由には含みません。ですが、とても素晴らしい風習であると私は思います。

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プレゼントとは、自分の気持ちを表し伝えるものであると思います。そして相手に喜んでもらいたいものです。
毎年この「お中元」にお茶を使って頂いているお客様は「やはりお茶が一番いいよね。」と言って下さいます。それは自分が好むものであったり、相手が喜んで下さるからだと思います。しかし「お茶なんか」という方もいらっしゃいます。お茶を一度も贈り物に使ったことがないという方々に向けて「喜ばれる5つの理由」を以下に記したいと思います。

1.贈る相手の「趣向」「健康」を考えて、選ぶことができる。

お茶は趣向品でありその始まりは「薬」です。

趣向という観点からみると、その香り・味は、「産地」「品種」「製造方法」によって何通りにも広がります。「深蒸し煎茶」「玉露」「抹茶」「くき茶」「ほうじ茶」「川根茶」など相手の趣向に合わせて選ぶことが出来ます。「甘みの強いお茶」「渋みの強いお茶」「緑色のキレイなお茶」など。またそこにフレーバーティーを加えれば、その種類は無限です。その人のためだけの「お茶」をつくることもできます。例えば「メロン」が好物な相手に「メロンのフレーバーティー」を贈ると、驚きと楽しみを味わっていただけると思います。

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健康という観点からみると、それはまた相手を思う気持ちの表現につながると思います。例えば、花粉症に悩む相手に「べにふうき」、糖尿病を患う相手に「粉末緑茶」など。処方された「薬」ではないので、即効果的ということはありませんが、自然の恵みを愉しみながら、そしてそれがほんの少し身体のためになると感じることが出来れば素敵なプレゼントになるのではないかと思います。

2.ライフスタイル(生活様式)に合わせて、選ぶことが出来る。

「お茶」はそれを「誰が?」「いつ?」「どんなふうに?」飲むかによって、選ぶことが出来る飲み物です。
例えば、夫婦2人でゆったりと暮らす老夫婦には量より質にこだわり、ふたりの「お茶の時間」を演出することが出来る
「玉露」や「手揉み茶」がいいと思います。子供が多い大家族にはペットボトルの水に入れてガシャガシャ振ればその場で冷茶が出来る「水出し煎茶ティーバッグ」がおススメです。また「抹茶ラテの素」なんかも、牛乳と混ぜ合わせて抹茶ラテをつくったり、バニラアイスに混ぜ合わせて抹茶アイスなどが手軽に楽しめます。また「焼酎」が好きな会社の上司には「静岡割り(お茶割り)」に最適なお茶のギフトなども喜ばれるかと思います。

3.相手が喜びそうな「パッケージ」を、選ぶことが出来る。

お茶は、「袋」に入れたり、「缶」に入れたり、「箱」に入れたりと様々なギフトラッピングをすることができます。「重厚なイメージ」や「かわいらしいイメージ」「綺麗なイメージ」「ポップなイメージ」など、相手に合わせて選ぶことが出来ます。私の店では1つからオリジナルな茶缶をつくることが出来ます。世界にただひとつしかないプレゼントを演出することが出来るのです。

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4.予算に合わせてつくることができる。

お茶は昔から「量り売り」という形態をとっています。そのため決まった予算に合わせて、お茶の内容や詰めるグラム数を決めていくことが出来ます。予算に合わせて、自由に選ぶことが出来るのです。

5.賞味期限が長い。保管がしやすい。

「お茶」は乾物で、製造から最短でも半年は充分おいしく飲むことが出来ます。また、この夏場という冷蔵庫や冷凍庫にものが増える時期に、涼しい冷暗所におけばいいという点もいいところかもしれません。

以上が私の考える5つの理由です。探せばまだまだありそうです。
私は頼んで下さった方の気持ちをそのお相手に精一杯伝え、そしてそれ以上に喜んで頂きたいと思ってひとつひとつをつくりたいと思います。そしてそのことこそが私の喜びであるのです。

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