お茶屋が、クリスマスにおもうこと。
2016年12月20日 22:25
石松園の高野です。
もうすぐクリスマス。
私自身、一年の中で最も好きな日のひとつです。
子供の頃から、ずっとワクワクする特別な日です。
もらった通信簿が悪くたって、彼女がいなくたって、
お店の売り上げが悪くたって、それはトクベツな日なのです。
きっとそれは、サンタクロースが居るからであると思います。
サンタクロースは、クリスマスイブの夜、トナカイと一緒にそりに乗り、
世界中の子供たちにプレゼントを届けます。
私が生まれる前から、ずっとそうです。
「サンタクロース」のしごとはプレゼントを届けることなのでしょうか?
自分が親になってみて、そうではないことが何となくわかってきました。
サンタクロースのしごとは、プレゼントを届けることを通して、
子供たちに「愛」であるとか「夢」であるとかを伝えているのだと思います。
そして子供達だけではなく、お父さんやお母さんやおじいさんやおばあさんにも、
そして世界中たくさんの人々みんなに、伝えてくれているのだとわかってきました。
では、私達「石松園」のしごとは何であるのでしょうか?
最初はお茶を販売することが私達のしごとであると思いましたが、そうではないことがだんだんわかってきました。
石松園のしごとは、お茶を販売することを通して、
たいせつな方たちに「大切な時間」であるとか「大切な気持ち」をよろこんでいただくことであると思います。
そして店という場所だけではなく、お買い上げいただいたお茶を持ち帰った場所にも、
それを届けた先々にも、よろこびが伝わっていくことだとわかってきました。
これは店頭販売・通信販売・各種小売店様への卸売というどの形態であっても同じことです。
愛というと少し大げさな感じもしますが、そんな感じを伝えたいと思っています。
ここ数日、お客様が「お歳暮」や「お年賀」を買いに来てくださいます。
プレゼントする方によろんでいただくために、プレゼントされる方によろんでいただくために、
最大限のよろこびを込めたしごとをしたいと思います。
今年も残りわずかとなりましたが、その一瞬一瞬にかけたいと思います。