お茶コラム

すべては「やはり、家のお茶が一番だな」のために。

2015年01月24日 21:48

石松園の高野です。

 

今週も、とても嬉しいお手紙をたくさん頂きました。石松園では荷物を発送する際には必ずお手紙を同封させていただいております。

そして、それに対して返事を送ってくださるお客様が増えてきました。どのお手紙も本当に嬉しくて、届くとすぐに皆で集まって

読ませていただきます。

この「お茶コラム」という場は、石松園のことを発信できる大切な場であるので、なるべく全てのお手紙を少しずつ、

ご紹介させていただきたいと思っています。今回は東京大田区からの手紙です。熱い気持ちが本当に嬉しく、ストレートにこころに

届きました。こころから感謝を込めて、その全文を掲載させて頂きます。

 

てがみ

 

 

㈱石松園銘茶本舗 高野一夫様__________________________

前略ごめんください。

1月14日に電話で注文いたしました「森の改良手もみ茶」が、その翌日には早々と手元に届き、
いつもながらそちら様の素早い対応に感心しております。
早速梱包を開けましたところ、注文品のほかに、見たところとても使いやすそうな大きさの急須が同封されており、
ありがたく頂戴いたしました。このプレゼントもさることながら、そこに添えられていた手書きメッセージからは、
顧客に対する儀礼的なあいさつを超えた暖かい思いやりが感じられ、とても感銘を受けました。
お書きになったのはどなたかは存じませんが、「森の改良手もみ茶」にかかわる全ての人を大切にされる
石松園さんのお気持ちが伝わってくる優しいお便りでした。

ところで、もう何年前になるかははっきりいたしませんが、私は石松園さんのお茶を独身の頃から、つまり親の代から
飲ませて頂いております。私の母は手元のお茶が少なくなるといつも石松園さんに電話をかけて配送をお願いしておりました。
その銘柄が「森の改良手もみ茶」であったかどうかははっきりした記憶はありませんが、私は届いた梱包の送り主の名前を見て、
時代劇映画や浪曲に出てくる「森の石松」と何かゆかりのあるお茶屋さんなのかと母に訊ねた記憶が残っております。

すでに他界した両親は、当時、東京の世田谷という所に住んでおりました。
しかし、どのようなきっかけから遠い静岡の石松園さんのお茶を愛飲するようになったのか今は知る由もありませんが、
私も結婚して実家を出てからは親にならい、ずっと石松園さんの「森の改良手もみ茶」を送っていただいております。
「このお茶を飲んだら他のお茶は飲めない」というお客様がいらっしゃるそうですが、私もまったく同感です。
「森の改良手もみ茶」は基本的に濃いお茶だと思います。私は濃くて苦味のあるぬるめのお茶が好きですが、
夫は苦味と甘みのバランスのとれた熱いお茶が好みです。
「森の改良手もみ茶」は急須に注ぐお湯の温度と煮出す時間によって夫婦それぞれの好みにコントロールすることが
容易なお茶でもあります。

夫は、東京のデパートなどに出店しているお茶屋さんが店頭で振る舞っている高価なお茶を試飲しても
「やはり家のお茶が一番だな。」と申します。
石松園さんは伝統の製法を守って「森の改良手もみ茶」をつくっておられるとのことですが、多分手間のかかる作り方なのでしょう。
今の時代、この価格でこれだけおいしい高品質のお茶を提供してくださる石松園さんの努力には頭が下がります。
子供たち皆が結婚して、自立してからは、夫婦ふたりだけでお茶を飲む時間が増えてきました。
これからも伝統製法による石松園さんのお茶とのお付き合いが長く続きますよう願っております。   」

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ありがとうございます。本当にまだまだ出来ていないことが多く、しっかりしなければいけないのですが、

こうした声に支えられて精一杯がんばりたいと思います。明日は一年に一度、石巻を出発して長期間、

海から海へと渡り歩き、いつものように船に乗って静岡に上陸される小川さんに会いに行ってきます。

いつもは焼津ですが、明日は清水に。いつものように電話で「お茶持ってきてよ。」とまるで近所のおじさんのように。

 

本当に嬉しく、一年に一度の楽しみです。また、ここに記したいと思います。

 

 

 

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