そのままをそのままにたのしむ、楽しみかたで。
2017年03月04日 17:49
石松園の高野です。
先月~今月の間に店で「はじめての抹茶体験」という
お茶講座を3回行いました。
実際には講座という堅苦しいものではなく、
自由に愉しむお茶会といった雰囲気で行いました。
以前は「茶の淹れ方」にはじまり「茶の飲み比べ」など、
そこから拡げて「お茶せっけんづくり」や「オリジナルフレーバーティーづくり」などと
その時々のテーマを楽しむことを探してきましたが、
ここ最近は「茶」そのものを、
その場の空気そのままに愉しみたいと感じています。
その意味において、この「抹茶」という題材は最適だと感じています。
今や「抹茶」は茶の中で最も身近な茶であると感じています。
チョコ、ラテ、パフェ、ロールケーキ、かき氷、大福、ティラミス・・・
などとどんな場所でも身近です。
その一方で、飲むということになると最も遠く感じてしまう茶であるとも感じています。
お作法は、場所は、誰と、いつ、道具は、服装は・・・
などと難しい気がして敬遠してしまいがちです。
そんな抹茶を思い切りカジュアルに身近に愉しみながら、
その栽培・製造工程といったところまでしっかりと学び、
世にあふれる抹茶について違いの分かる、お目が高い
人物になっていただきたいといった内容です。
栽培風景や製造風景を見て、現物を比較対象して、実際に石臼でお茶を挽いてみて、
抹茶と粉末緑茶の違いを実感していただきます。
また、茶筅や茶筅マドラーやスプーンなど様々な道具を使って飲んでみて、
自分の日々の生活に最適な楽しみ方を実感していただきます。
お茶席に使われるお菓子もご用意して気軽に楽しんでいただきます。
みなさん帰る頃には、ご自分のスタイルを見つけて、
「うちでもやってみよう。」となります。
今日も楽しいひとときを過ごさせていただきました。