今夜、熱々のお茶を。 ~熱湯で淹れておいしいお茶とは?~
2015年02月07日 20:38
石松園の高野です。
暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きます。
2月4日の「立春」とは、
春の初めを言い、『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されているということです。
冬至と春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から
立夏(5月6日)の前日までが「春」となるそうです。
そんな「春」なのに寒い日々、お客様からお問い合わせをいただきました。
「お茶は熱湯で淹れちゃダメだというけど、こんな寒い日の夜は熱いお茶を飲みたい。
何かいいのある?」ということでした。熱々のお茶をふぅふぅしながら飲みたい。納得致します。
そこで今日はいろいろある中から2種類をご提案いたしました。
ともに「香り」を愉しむことが出来る、特に冬に大人気の「茶」です。
ひとつ目は「抹茶入り玄米茶」です。
緑茶(石松園の場合は森の改良手揉み茶)に焙煎した玄米と花(玄米をさらに焙煎してポップコーンのようにはざしたもの)
と抹茶を混ぜ合わせてつくります。石松園では抹茶は自社で製造しているため、ふんだんに使います。
もうひとつは「ほうじ茶」です。
緑茶(石松園の場合は主に茶の茎の部分)を焙煎してつくります。
火で熱して、炒ることによって茶葉の色は緑から茶色(きつね色)になり、淹れた茶の色も同じく変化します。
この2種類は熱湯でガンガン淹れても、熱々で「香りよし。色よし。味よし。」と
三拍子揃ったお茶を愉しむことが出来ます。
そして、子供が嫌がる「渋みや苦み」はありません。
子供から、若者、私たちの世代、お年寄りまで、誰もに飲みやすく人気のある「茶」です。
寒い夜、熱いお茶であたたまっていただきたいと思います。