お茶コラム

妊婦さん・赤ちゃんへオススメのほうじ茶、「焙煎黒豆番茶」を。

2017年10月05日 20:10

石松園の高野です。

今月に入り、妊婦さんやお母さんから数件のお問い合わせをいただきました。
「妊娠中におすすめのお茶をおしえてください。」 
「授乳中はお茶飲んでもいいですか?」というものでした。

以前、市内幼稚園の「母親学級」でお茶講座を行った時に
「お茶とカフェインについて」の質問がとても多かったことを思い出しながら、
お答えさせていただきました。

まず、「飲み物別」にみると、カフェインの含有量はどれくらい違うのでしょうか?

<飲み物>       <約コップ1杯あたりのカフェイン含有量(mg)>
コーヒー(ドリップ)          90mg
コーヒー(インスタント)        45mg
ココア                 30mg
緑茶                  30mg
烏龍茶                 30mg
紅茶                  30mg
ほうじ茶                20mg
玄米茶                 15mg
番茶                  15mg
麦茶                   0mg
黒豆茶                  0mg

 ※茶に関して、含有量は若い芽に多く、成熟した芽では減少するというデータが在ります。
  また、「ほうじ茶」のように茶葉を高熱で焙煎することによって、
 カフェインは昇華(固体から気体に直接変化すること)し、
 より減少すると言われています。
また、「水出し」という淹れ方にすれば、さらに減少させることができます。

そして、「カフェインは1日にどのくらいの量を摂取していいのでしょうか?」

一般的には、1回200~300mgで1日の限度は1000mgだそうです。
また、妊婦さんや授乳中のお母さんは1日300mgまでがその目安だそうです。
ほうじ茶で言うと、だいたい1日3~5杯(600ml~1000ml)程度です。

また、麦茶はノンカフェインですが身体を冷やす効果があるとも言われています。
その点、ほうじ茶には体を温める効果があると言われています。
妊娠中の冷えは悪影響があるとも言われているので、
身体を温めてくれるほうじ茶は適していると言えます。
夏場は麦茶が大活躍ですが、秋冬はほうじ茶をオススメします。

また妊娠期間中や育児中というのは、特に初めて経験する方にとっては、
不安だったり、ストレスがたまったりと、とても大変な期間だと思います。
「飲み方」や「飲む量」を少し気にするだけで、お茶を飲んでリラックスしたり、
カフェインの効果で頭や気持ちをスッキリさせることが大切であると思います。

赤ちゃんについては、時期や明確な量を決めることは難しいのですが、
番茶やほうじ茶をさらにお湯や水で薄めて飲ませてあげるといいかと思います。
もっと言えば、番茶を炒ったほうじ茶を水出しで淹れるとよいと思います。
我が家の3人の子供達にもそうして小さい頃から、お茶ばかり飲ませてきました。
その効果であるかは定かではありませんが、花粉症やインフルエンザ
とは無縁です。
もちろんその子その子の様子をみながら、判断することが大切かと思います。

そしてこのコラムを描きながら、新しいお茶のサンプルをつくってみました

この秋、石松園では妊婦さんや授乳中のお母さん、赤ちゃんに
おいしい日本茶をガブガブ飲んでもらいたいという思いから考えました。
(番茶×焙じる)+黒豆茶+玄米茶=「焙煎黒豆番茶」です。

これからも不安な気持ちを「お茶」でリラックスしたり、
癒されたりできるようお手伝いをしたいと思っています。
また、より楽しんでもらえるお茶を開発したいと考えています。
よろしくお願い致します。

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