敬老の日、一杯のお茶を。
2015年09月21日 20:08
石松園の高野です。
今日は、国民の祝日「敬老の日」です。
「敬老の日」とは、
兵庫県多可郡野間谷村(後の八千代町を経て現在の多可町八千代区)にて、1947年(昭和22年)に提唱された「としよりの日」が始まりである。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」と、農閑期にあたり気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、従来から敬老会を開いていた。これが1950年(昭和25年)からは兵庫県全体で行われるようになり、後に全国に広がった。その後「としより」という表現は良くないということで1964年(昭和39年)に「老人の日」と改称され、翌年に野間谷村からの政府への繰り返しの働きかけもあり、国民の祝日「敬老の日」に制定された。このため、「母の日」のように輸入された記念日と違い、日本以外の国にはない。
だそうです。(ウィキぺディアより)
我が国の「茶」は、今から800年前、平安時代に最澄や空海などの僧侶達が唐(中国)へ留学した際に持ち帰ったのが、
その始まりとされています。
その後、鎌倉時代には栄西禅師が「喫茶養生記」という本に、茶の健康効能を紹介したため、「茶」への関心が高まりました。
そこには「茶は養生仙薬なり。、延齢の妙術なり。」
とあります。
「茶」は、「延齢の妙術」なのです。
「茶」は、様々な研究の結果から、その様々な健康効能が発表されています。
それらひとつひとつに意味や裏付けが在ります。
今日は、「敬老の日」です。
そうした効能に関する歴史の詰まった「茶」を一杯、お年寄りに淹れてあげていただきたいと思います。
難しいことは要りません。
急須に、茶葉と湯を入れて、ゆっくりと気持ちを込めて、茶碗に淹れていただきたいと思います。
そうしたひとときを持つことこそが、日本にしかないと言われる「敬老の日」の意味なのではないかと私は思うのです。