インフルエンザ発症率48%減少する飲み物が、あるんです。それは…
2014年12月19日 15:11
石松園の高野です。
ここ数日本当に寒くなってきました。そしてこの時期、気をつけなければいけないのはインフルエンザです。
頭痛・のどの痛み・高熱・関節痛などがその主な症状と言われています。
そして、そのインフルエンザの予防に有効な手段として、予防接種・手洗い・うがい・マスクと言われますが、
最近注目を浴びているものに「緑茶」があります。
これについては、2011年にアメリカの栄養学専門誌「THE JOURNAL OF NUTRITION」において発表された
という予防法が有名です。その中で、『緑茶の飲用習慣が、インフルエンザを予防する』といわれています。
子供たちを対象に緑茶を飲んだ時のインフルエンザの発症率を調査したところ、1日2杯飲んだ子供は
インフルエンザ発症率が38%減少し、1日3~5杯飲んだ子供は48%減少したという調査結果が出たということです。
それは「茶」の飲用が、ウイルス感染に対する免疫力を高め、「茶」の持つビタミンCとともに感染にかかりにくい
身体の環境を整えるからだと言われています。茶に含まれるポリフェノールの一種カテキンはウイルスの細胞への吸着や
細胞内での増殖を阻害することが報告されています。また、アミノ酸の一種テアニンは免疫力を高める効果が報告されており、
ビタミンCには疲労回復効果があるといわれています。
我が国のお茶は、今から八百年前、平安時代に最澄や空海などの僧侶が唐(中国)へ留学した際にお茶を持ち帰ったのが
始まりとされています。 その後、鎌倉時代には栄西禅師(1141~1215)が「喫茶養生記」を表し、「茶は養生の仙薬となり、
延齢の妙術なり」とお茶の効能を紹介したため、お茶への関心が高まりました。「仙薬」とは、いろいろな成分が
相乗的な効果をあげる不思議な薬という意味だそうです。「茶」はそのはじまりは「薬」としてはじまったのでした。
そして「茶」には歴史上において、様々な「疫病」に困る人達を救ってきたという言い伝えもたくさんあります。
基本的には緑茶であれば、どんな種類でもかまいません。大切なことは「カテキン」という成分がしっかりと含まれていることです。
また、小さいお子さん・妊婦さんやお年寄りの方でも、「番茶」を飲めば「カフェイン」への心配も要りません。
そしてこうしたことは、お店の人が教えてくれますので、お茶屋に入ったことのない人でも安心して、
近くのお茶屋さんを訪ねて頂きたいです。そしてひとりでも感染者が減ってほしいと思います。
こうした研究は日々続けられており、「茶」を扱う私たち「茶専門店」はこうした研究の成果をしっかりと発信していくべき
であると私は考えています。これだけの「歴史」と「伝統」を持つ「茶」には、様々な側面が在ります。
それをひとつひとつ正確にお伝えしていきたいという想いです。
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