お茶コラム

世間を賑わす飲食物の「偽装・誤表示」報道における石松園の考え

2013年10月29日 11:27

石松園の高野です。

ここ数日、「偽装」と「誤表示」という言葉が報道の中で繰り返されています。
私自身「茶」という口に入れる飲み物を取り扱うプロである以上、決して間違いが在ってはいけないことであると考えています。そのため、石松園では以下のことを順守しています。

【産地について】
石松園では、「遠州森町」「牧之原」「川根」「掛川」「藤枝」といった産地の農家から直接茶葉を仕入れて、販売致しております。そしてその全ての商品は、静岡県で栽培された茶葉を使用しております。そしてその「茶」を、例えば「川根茶」として販売する場合は、川根茶100%で製造した茶のみを「川根茶」として販売致しております。

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【品種について】
お米の「こしひかり」や「あきたこまち」などのように、お茶にも「やぶきた」や「べにふうき」などの品種が在ります。
なかでも「べにふうき」は近年注目されている品種です。それは、様々な研究の結果、このお茶が持つメチル化カテキンという成分に抗アレルギー作用があることがわかったことにあります。この「べにふうき」は、「べにほまれ」と「中国系品種(枕Cd86)」との交雑種で、元々紅茶用につくられたお茶です。しかし、その茶を紅茶の作り方ではなく、緑茶の作り方でつくることによって、メチル化カテキンが損なわれないこともわかりました。そしてこの茶をこのお茶が含有するメチル化カテキンガレード3-0は、スギ花粉症の炎症物質ヒスタミンを抑える効能があり、季節性アレルギー(花粉症など)や通年制アレルギー(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎など)を軽減する作用があることが明らかになってきたのです。薬ではないため誰でもに効果するとは限りませんが、例年時期になると「今年もこれがないと大変。」と言って来て下さるお客様がいらっしゃいます。こうした品種茶についても100%その品種茶のみで製造し、販売致しております。

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【新茶について】
毎年4月の15日~20日あたりからその年の新物「新茶」の仕入れをスタートしています。また「森の改良手もみ茶」は例年そこから遅れて、5月の連休明けあたりから「新茶」の仕入れが始まります。自然のものであるために、またその入荷状況が例年全く同じではないために、ご迷惑をおかけすることもありますが、こうした「新茶」の製造・販売についても100%その年の初物のみを製造し、販売致しております。

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【抹茶について】
これまでのコラムでも取り上げさせて頂きましたが、石松園で販売している抹茶は静岡県で栽培された碾茶(てんちゃ)をその原料として使用しています。抹茶の定義は、「覆下栽培(茶園の日光を遮光して栽培)した生葉を揉まずに乾燥させ、石臼で挽いて微粉状に製造したもの」としています。それ以外の栽培・製造方法の製品は「抹茶」として販売致しません。またそれは「抹茶」を使用して製造したスィーツも同様です。

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石松園では、ここ数カ月の間 店舗のリニューアルを進めています。
その店づくりのコンセプトは、『 「人」に対し、 「茶」に対し、誠実な店 』 です。

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これからも、「茶」を通して、お客様に「喜び」「癒し」「楽しさ」を与える店を作り上げていきたいと思います

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