お茶コラム

バレンタイン、毎年ありきたりのチョコに飽きている方、必見です!

2014年01月20日 09:39

石松園の高野です。

本日、岡山県蒜山(ヒルゼン)高原から荷物が届きました。
これは今週から様々な店舗で販売して頂く「抹茶チョコレート」です。もちろん、石松園でも販売させて頂きます。

写真1

荷物が到着して一番にすることは、全てのチョコレートをアルミ製の茶袋に2kgずつに分けて、真空パックすることです。このことは、出来たてのチョコレートの風味を維持するのにとても大切な作業です。
先日偶然菓子職人の方とお話しさせていただく機会があったのですが、その方はこうおっしゃっていました。
菓子屋において、お菓子を作ることと同じくらい大切なことは「お菓子の世話」だよと。おいしいお菓子をつくる努力と、その風味をしっかりと維持することは同じくらい大切だとおっしゃいました。このことは「茶」においても、「抹茶チョコレート」においても同じです。以前、石松園ではお客様に頼まれて、森町で採れた「新米」を取り扱ったこともありました。その時も精米したばかりの「米」は必ずアルミ製の袋に入れて真空にして保管しました。こうした観念は、湿気や酸化に弱い「茶」という乾燥物を取り扱う茶業界においては、徹底されていることです。

写真2

今回もとてもおいしくつくって頂きました。

写真3

やはり「素材」と「つくって下さる方の人柄」こその「おいしさ」であると私は感じています。
「素材」という点においては、「一番摘みの静岡抹茶」と「ヒルゼン高原ジャージーミルク」という組み合わせです。
一番摘み抹茶ならではの「甘み」と、ジャージーミルクならではの「濃厚さ」が口いっぱいに拡がります。
「人柄」という点においては、そのいつも変らぬ接し方です。
この「抹茶チョコレート」を製造して下さっている佐藤さんとは出逢って5年になります。当時、お茶屋にある敷居の高さが気になっていた私は、何か気軽に「茶」を愉しんで頂けるものはないかと佐藤さんを訪ねました。
静岡県から岡山県は本当に遠かったことを今でもよく覚えています。朝5時に出発して、佐藤さんのチョコレート工場に到着したのは夕方16時頃でした。そして工場を案内して頂き、またその土地の特産品である「乳製品」もたくさん教えて頂きました。そして、売れるかどうかもわからない石松園のために、「抹茶」や「ジャージーミルク」の配分を細かく変えた数種類のサンプルを作成して下さり、オリジナルの「抹茶チョコレート」をつくって下さったのでした。最初は販売先もない状態でのスタートであり、石松園の店においてのみの販売でした。1回の生産ロットがあるため、1回目の生産分を売り切るのにとても時間がかかりました。ただ、その努力を継続していく中で、おいしいと度々訪れて下さるお客様が出来たり、おいしいよと広めて下さるお客様が出来たり、取り扱ってみたいと言うお店が出来て、現在では石松園のもうひとつの人気商品となっています。そしてこうした経過の中、常にいつも変わらず、前向きにやさしく接して下さっている佐藤さんには本当にこころから感謝致しております。

さて、今年も「バレンタイン」の季節がやってきました。
茶師として、お茶屋だからこそできる「抹茶チョコレート」をご提案し、ひとりでも多くの方の背中をポンと押すことのできるギフトをカタチにしたいと思います。

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