おもしろく、たのしい「抹茶」のお話。
2015年09月16日 22:17
石松園の高野です。
前回のコラムを読んで下さった方から、早速一本のお電話をいただきました。
石川県からのお電話でした。
『「はじめての抹茶」という講座はどういう内容ですか?
受講してみたいけど、すぐ行くというわけにもいかないので教えてほしい。』というものでした。
とても嬉しくて、すぐにでも飛んでいきたい気持ちでしたが、そんな気持ちを、グッと抑えて、ご説明させていただきました。そしてお電話の終わりに「講座の内容を少しでも伝えることが出来るよう、コラムにも描いていきます。」とお約束させていただきました。
今回は記念すべきその第一回目です。
<はじめての抹茶体験講座>
1、抹茶が出来るまで。
2、抹茶を飲んでみましょう。
3、抹茶のレシピ紹介。
基本的には、上記のとてもシンプルな内容で行います。
私は、この内容に沿った「資料」「写真」「茶葉」「茶器」「道具」と、私自身がこれまでに現場で、見て・聞いて・話して・触って「教わったきたこと・感じてきたこと・わかったこと」を混ぜ合わせて進行していきます。
そしてここに当日ご参加くださった方々の、体験・質問・意見・要望などが合わさっていきます。まさにライヴな講座です。
そんな中から今回は、人気コーナー「3、抹茶のレシピ紹介」をお届けしたいと思います。
「抹茶」は、茶が持つ他にない成分・効能を持ちながらも、抹茶特有の成分・効能を合わせ持っています。
それは、絵具のような綺麗な「色」、険しく深い山を感じることのできる「風味」、広くて大きい海を感じることのできる「旨み」です。
こうした特徴を活かすことでさまざまな愉しみ方が在ります。
「抹茶アイスクリーム」「抹茶ヨーグルト」「抹茶ラテ(アイス・ホット)」「抹茶パン」です。
これらは特に、絵具のような綺麗な「色」、険しく深い山を感じることのできる「風味」を活かしたレシピで、基本的には振りかける・混ぜるという手法なので、誰でも気軽に楽しむことが出来るかと思います。
<中級編>
「抹茶ポテトチップス」「抹茶ビール」です。
「抹茶ポテトチップス」。
これは揚げ物をアッサリ食べるという手法で、天ぷらを「抹茶塩」で食べるという食べ方と同じです。塩味のポテトチップスの袋に、ひとつまみの抹茶を加えて、袋ごとカサカサと振ると出来上がりです。これはフライドポテトや唐揚げなどいろいろなものに応用のきく使い方です。
「抹茶ビール」。
これは「抹茶」をビールで溶いた緑色のビールです。
ここ静岡県では焼酎の「お茶割り」と言えばウーロン茶ではなく「緑茶割り」なのですが、そのビール版です。さわやかな風味とさわやかな色調で、やさしくやわらかな飲み口です。外国人にとても喜ばれます。また、ビールのホップの感じが苦手という方、健康的なイメージ(あくまでイメージ)で飲酒されたい方にオススメです。
<上級編>
「抹茶塩辛」 「豚汁抹茶」これは、お客様から教えていただきました。
以前のコラム『第5の「味」うまみ。「茶」と「和食」アタラシイ関係』
に記したことで、上記した抹茶の持つ『広くて大きい海を感じることのできる「旨み」』を活かしたレシピです。
以上、一気に描いてきましたがこんな風に進めていきます。
いつかいろいろな土地で演ることを夢見ながら、またここに講座の様子を描いていきたいと思います。
そしてこの「抹茶」にはまだまだ無限の使い方があるかと思います。
「抹茶のこんな使い方もあるよ。」というアイデアがあれば、是非教えてください。
またこのコラムでご紹介させていただきます。